新着情報
2026.09.05
熊本県へ災害支援ナースを派遣しました。
このたびの熊本地震により、被災された皆さま、そしてご家族の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
突然の災害により、今なお不安な日々を過ごされている方も多くいらっしゃることと存じます。
一日も早く平穏な生活を取り戻されますこと、そして被災された地域の復旧・復興が一日も早く進みますことを
心よりお祈り申し上げます。
当院はこのたびの熊本地震に際して、京都府から災害支援ナース派遣要請を受けました。
被災された地域の一日も早い復旧・復興を願い、医療機関としてできる支援を届けるため、
看護師1名を派遣し現地での支援活動に参加しました。
現地で支援活動に従事した看護師の手記とともに活動を報告します。
京都府からの要請を受け、熊本県へ
今回の災害支援では、8月15日から3泊4日の日程で、熊本県氷川町にある特別養護老人ホームで支援活動を行いました。
災害支援活動では、現地で必要となる物資を自ら準備し、活動を行う「自己完結」が基本となります。
そのため、4日分の水分に加え、レトルト食品やパンなど10食分の食料を準備。
必要な物品を約10kgの登山用リュックに詰め込み、現地へ向かいました。
被災した介護施設での支援活動
支援先の施設では、建物の一部損壊や断水がある中、ショートステイの受け入れが満床となっており、
通常よりも多くの利用者様を受け入れる中で、介護職員の負担増加が課題となっていました。
そこで、入所者の皆さまの安全確保と、介護職員の負担軽減につながる支援として、早朝6時からの活動を中心に行いました。
起床時には、トイレへの誘導や移動介助、健康状態の確認、見守りなどを行い、日中は食事介助、入浴介助、おむつ交換など、
施設職員の方々とともにさまざまな支援にあたりました。
限られた人員の中で施設運営を継続することの大変さを目の当たりにし、災害時には医療だけでなく、
介護や福祉を支えることも非常に重要であることを改めて感じました。
支援2日目以降には、DWAT(災害派遣福祉チーム)の要請を受け、経験豊富な介護士も支援に加わりました。
レクリエーションの展開や、難易度の高い食事介助など、介護の専門的な技術を間近で見る機会があり、
多職種がそれぞれの専門性を生かして連携することの大切さを実感しました。
災害時には、医療・看護だけではなく、介護・福祉などさまざまな分野が力を合わせることが、
被災された方々の生活を支えるうえで重要になります。
現地の皆さまとの交流
活動を続ける中で、現地の職員の方々や入所者の皆さまとも少しずつ打ち解けることができました。
京都から来たことをお伝えすると、京都弁にも興味を持っていただき、「〇〇しはる」といった京都ならではの言葉が
話題になるなど、緊張した支援活動の中にも、思わず笑顔になるような交流がありました。
災害支援という緊張感のある環境だからこそ、こうした何気ない会話や笑顔が、
支援する側にとっても大きな力になることを感じました。
今回の災害支援を通して
今回の災害支援活動では、被災地での医療・介護の現状や、限られた環境の中で支援を行うことの難しさを実際に経験しました。
また、医療・看護だけでなく、介護・福祉などさまざまな職種が連携し、それぞれの専門性を生かして支援することの大切さを
改めて学ぶ機会となりました。
今回の活動で得られた経験や学びを、今後の院内における災害への備えや職員教育、災害時の医療・看護支援に生かしてまいります。
新河端病院では、これからも地域の皆さまに安心していただける医療機関であるとともに、災害などの有事においても、医療機関として果たすべき役割を考え、地域や社会に貢献できる病院を目指してまいります。
